Burberry BU-9001 電池交換

2018.3.1お預かりのBurberry BU-9001 電池交換です。

何処へ持ち込んでも、断われたという事ですが。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。さてブレスを開く必要がありますがバックルからは不可。
となるとベルト調整の要領ですが、ピンが錆びて抜けません。

仕方が無く、ラグ部から外しますが片方だけ外れました。

Cリングピンが錆びて固着、ましてラグ部バネ棒も固着。そして裏蓋にもとなれば
裏蓋ネジも同様と考えるのが普通。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。この場合、ネジに油を染みこませてしばらく置きます。
「急ぎます」なんて言われたら、即お断りです。

それでもネジを回して「プッチッ!」と音がして頭が折れたらお手上げです。
このパターンでその昔、訴えられた事がありトラウマの4本ネジ。
普通ならクレームとして対応、修復を求めるだけの事ですが。
しかし・・・「何故ソコまで逆上する?いや出来る?」と異星人に睨まれた不気味さが今でも思い出します。

無事に外れました。読めば簡単そうですが。「くどいくらいの解説とご了承」。
そして自身はトラウマを乗り越えるための鍛錬。大変な訳です。

裏蓋の裏側もチェックして。パッキンが効いていた事がよくわかります。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。内部には影響が及んでおりませんから電池交換で動くでしょう。

ケースのサビを落として汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。

裏蓋の錆びも削り落とします。

凸凹が出来ましたが仕方がありません。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

裏蓋に汚れが残っているように見えますが、アルコールで拭いてこの状態です。

ネジは洗浄して綺麗になりました。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。店でのお預かりで。
顔は知らない方でしたがご近所の方なので、無茶は言われないだろうと受けました。
それでもお預かりが、必須条件になる電池交換ですね。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可