Cartier VERMEIL 電池交換

2018.2.10お預かりのCartier VERMEIL 電池交換です。
長期間の放置期間があると言う事ですが動くのか?

竜頭の動きをチェックして。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。VERMEILはシルバー素材に金貼り仕上げの名称。

バネ棒も錆びており洗浄します。

裏蓋ネジも洗浄します。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ケース側面のネジも洗浄します。

作業の前に電池を入れて動作確認。その前に電池格納部をチェクします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

電池を入れて動作確認ですが不動。ただ「クォーツ・パルス」は出ており。
強制運針器に掛ければ動きますから修理不可という状態ではない。
暖かくして一昼夜、置きますが不動でした。これでたまに動き出す事がありますが。

そこで、禁じ手「注油」。即は動き出しませんから夜まで待ちますが不動。
そこで再度、一晩置くと翌朝時計は確実に前に進んでいる。
そこで時間を合わせて一日、様子見ですがやはり「遅れ」が生じます。

また暖かくして強制運針器に掛けて、弾みを付けてから一昼夜置きます。
丁度、関西も冷え込んだ日々が続く気候ですから何日か同じ事を繰り返します。
10日のお預かりで15日、時間は合っており発送となります。

バネ棒やネジは洗浄して綺麗になりました。

 

結局、洗浄したのは裏蓋だけですが、今は竜頭を抜いたりしない方が良いでしょう。

次回の電池交換まで正常動作すれば、その時は洗浄コースと致します。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可