CHANEL J12 回転ベゼル交換

2021.4.8お預かりのCHANEL J12 回転ベゼル交換です。交換と言っても当店に取り扱いはありません。お客様ネットで「純正外品」を購入され持ち込れました。もっとも来店・ネット共にこういうご依頼を「同意確認」を得たとしても受ける事は有りません。回転ベゼル購入時に、マニュアルも付いているそうですから、ご自分でチャレンジできるように情報提供と言う意味の掲載です。普通に同じ事ご依頼されても「お断り」となります。

さて依頼ですが「回転ベゼルの外品」を購入して取り付けたが若干のサイズ違い(個体差)で取り付けても簡単に外れるという事です。まずは写真のオリジナルの白い回転ベゼルを外す必要がありますが、わたしそのような作業は責任が持てませんから、お客様に目の前で外して頂きました。簡単に外されましたので、そういう構造のようです。それゆえに「簡単に外れる」わけでもありますが。

回転ベゼルの下には黒いプラスチック・リングが装着。

「左」が純正外品「回転ベゼル」です。

裏側から見ても構造は全く同じ。ただ視覚では分からないサイズ違いがあるようです。そして回転ベゼル内側の「溝」にシリコンのOリングが装着されていたが、はみ出て来て外れてしまったと。

それは裏蓋パッキンで代用出来ないか?それで装着しても簡単に外れます。そこでレジンで厚く塗って見ますが状態は変わらず。

構造を確認いたしますがどうも、回転ベゼル側の問題では無い。

黒いプラスチックのパーツですが「逆回転防止機能」の構造です。

このリングの径よりも、回転ベゼルの径が大きい過ぎる訳です。

詳細は文字で解説が難しいですが裏蓋パッキンはこちらに装着。この太さが微妙ですが。

装着完了。あまり太い物を装着すると外れなくなります。

交換は完了し指で引いたくらいでは外れません。こういうご依頼ですが私も「これでOK」という確信が持てませんからお断りする訳です。これも「おそらく大丈夫であろう?」という完成度です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可