GUCCI 1400L 電池交換メンテナンス
2017.7.5お預かりのGUCCI 1400L 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
バングルタイプのブレス・ウォッチ。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
全体的にホコリとサビが浮いており長期の放置期間があった事を表しております。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
長期の放置期間がありそうですから不動の確立も高く。作業の前に電池を入れて動作確認。
バックルの汚れもチェックしますが、サビというか変色著しく。
お申し込み時に、写真の添付があり。「この汚れは綺麗になりますか?」という
お問い合わせがあったので、お断りした電池交換メンテナンスです。
写真ではサビが出て表面のメッキが浮いているようにも見え。
またこちらは当てキズに汚れとサビが染みこんだ様に見えましたので。
「綺麗になりますか」と聞かれたら、お断りするしか無い。
しかし「兎に角、電池交換メンテナンスで」というご依頼でお預かりする事に。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。ホコリっぽいですがガラスの表です。
ケース内部は綺麗な状態です。
写真の大きな溝の部分、ここは洗浄で綺麗になるでしょう。
その前にブレスのサビは洗浄だけでは綺麗にならない状態ですから。
手作業で磨いていきます。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
心配していたブレスですが、意外に綺麗になりました。
作業をした私が驚いたくらいで、サビではなく何か薬品か何かで変色していた様です。
もっとも洗浄だけでは綺麗にはならない汚れでしたが。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。