GUCCI 5500 M 電池交換メンテナンス
2022.2.27お預かりのGUCCI 5500 M 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして・・・・固着して動きません。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バックルの汚れもチェックします。
ラグ部のバネ棒も洗浄します。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。サビは無いです。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。巻芯をチェックしますがサビも無く。では何故動かない？グリス切れか？
どうも巻芯の根本と竜頭パイプの部分で水滴が付いたままになってたのか錆びております。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤＆ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが異常は無く。
巻芯が錆びていたので粉が散っております。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンを装着。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスごと洗浄で弓環も綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。バフ掛けの相談もありましたが結構目立つキズがあり、どうしても深くバフ掛けで削る事になるので磨きむらが出ます。薄い小傷なら綺禮に仕上がりますが。深くバフを当てるとツヤは出ますがテカテカした感じになり仕上がり具合の好みが分かれますのでお勧めはしません。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。