GUCCI 9000L レディース電池交換メンテナンス
2021.7.15お預かりのGUCCI 9000L レディース電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バックルの汚れから洗浄した方がよいでしょう。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。電池を入れて動作確認ですが不動です。
電池を入れて動作確認ですがピクリともしない。強制運針器にかけても反応無し。このまま返却か?という段階ですが。
ピンセットで直接、秒針に連携する歯車を送ります。そして電池を入れて動作確認。何度かこの作業を繰り返し。動き始めました!動くならと言う事で洗浄作業を進めます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋の裏側もチェックして。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。本来は「要・分解修理」の状態ですが、こちらでは分解修理はお勧めしない姿勢で営業しております。これも数日・数か月で不具合が出れば「いい加減なお店!」ってレッテルを貼られますがお構いなしです。
沈みゆく店にプライドなどありません、有るのは私が廃業の決断をする切っ掛けは何か?だけでこいうパターンは受けてしまった事を後悔しますが、お客様は預かり知らぬところです。
強制運針器の時点で無理に動かさず「要・分解修理」ですと突き返すのが「正しい、時計屋の対応でしょう」。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。