HERMES Clipper CL4.210 電池交換メンテナンス

2021.4.1お預かりのHERMES Clipper CL4.210 電池交換メンテナンスです。お預かりは「分解修理」で、お知らせは「電池交換で動かなかったという事です。」

2本届いたうちの1本で、もう1本は「HAMILTON」

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドにブレスバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。ダメージも無く非常に綺麗な状態。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了ですが問題無く動きました。ここ数日、急に暖かくなり。それで動いている可能性もありますので一応、数日は動作確認いたします。同じ日に電池交換メンテナンスのこちらのオメガ DeVilleと「全く同じ症状で」。それまでずっと遅れが出ていたのに本日、サクラ満開で暖かくなったせいか正常動作し出しました。それが原因なら寒くなればまた不動になります。「クォーツは寒さに弱い?」(参照)

結局「今回は分解修理」となりました。

「修理センターの受け付けコメントして」

リューズ部のパッキン劣化と思われ内部湿気入りの形跡が見られます。リューズ
交換を含めた修理が必要です。ケース経年劣化のためリューズ交換しても防水性
が得られない場合がありますので部品交換するかは作業して判断させていただき
ます。
寒くなると遅れる原因の多くは歯車の油過多や油劣化が原因ですが、今回は回路
の発振も不安定ですので原因の可能性があります。回路が原因の場合は改めてご
連絡申し上げます。

一応現状では「分解修理:35.000円」「都合で竜頭交換になれば:9.000円追加」
「回路交換までに至るか?」ってところです。

 

でしたが結局は 分解修理のみと成りました。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可