HERMES MEDOR 電池交換メンテナンス&丁番バネ交換

2018.10.20お預かりのHERMES MEDOR 電池交換メンテナンス&丁番バネ交換です。

化粧箱で到着。返送がレターパックなら問題ありませんが、スマートレター180の封筒では入らないですから返送はレターパック360。ところが化粧箱とプチプチ合わせて厚みは4.5cmですから
レターパック510での返送となります。

お馴染みのデザインで、今回は「バネ丁番の交換」もご依頼です。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

下を向けると蓋がダラリ。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

蓋を外せばバネが折れております。

ケースの内側もチェックして。

純正パーツは入手出来ませんから、こちらで作ったバネになります。バネの素材が柔らかく純正ほど固さはありませんが。

まずはパーツに分解。

こういう感じになります。バネの形状・装着位置が異なる何パターンかある為に。
何種類かのバネを作って持っておりますが、今回はどれも合わず。
手持ちのバネを変形させての装着。写真は装着は出来ましたがバネを変形させすぎて
装着スペースより大きいのか、バネが擦れて開閉が重い。

そして開いたママになるので使い物にならず。

2時間の格闘の末、バネの改造でうまく付きました。
怪我の功名では無いですが、この方法ならオリジナルに近い固さ・感じで
使って頂けそうです。次回に方法を忘れていると思われるので
部品にメモを入れて完了。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にクロスで磨いて、洗浄しツヤが出て綺麗になりました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可