LUMINOX TITTAN ブレス修理

2022.5.13お預かりのLUMINOX TITTAN ブレス修理です。
2014年にもお預かりの腕時計。

この状態で到着。長さ18pに出来るかというご依頼です。というか見積もりという事ですが。

本体に繋がっている方の端のコマを見ると。

突起が出ておりますから、このコマはベルト調整出来ないコマ。ただピンセットで摘まんだ箇所は割りピンが通っており外せますので、この壊れたコマは外します。

そして部品として送られた中に「弓環・バネ棒・弓環に繋がるコマ」を組み立て12時側に装着。

また一コマ割りピンが通せないコマがあり外します。

2コマ外した状態で割りピンを入れればOKですがピンセットを差し込んだ穴。ここが貫通しておりません。この時点で修理不可です。貫通しているコマがあっても入れ替える事が不可能。貫通させるようにドリルで掘る事も可能ですがどれだけの手間が掛かるやら?返却するしか無いか?

いや待てよ?と。ドリルで掘らなくても両サイドから棒を差し込んで固定すれば問題無いのでは?

貫通していない穴も両サイドから一定の深さの穴があるので棒を差し込みます。

はみ出た棒はカットして削ります。接着剤補強で留めます。

これで19p。

微調整位置を3つ詰めて1p短くします。

これで1p短く。

18pになりました。

もうひとつ「墨入れ」もご依頼です。

こういう修理は「見積もり」と言われるとお断りするしかありません。やってみないと分からない修理ですね。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可