LUMINOX Series 3083
2017.2.10お預かりのLUMINOX Series 3083電池交換メンテナンス&夜光付けです。
夜光付けのご依頼が無ければ普通に受付可能ですが。
『文字盤を触る作業のご指定は殆どがお断りになります。』としております。
それだけ文字盤を触る作業は何が起こるかわからず。
苦労して作業してもクレームが多い箇所なので「お断り対象」です。
ましてや「夜光付けのみ」というご依頼は詳しい依頼内容が書いてあっても
読むことも無くお断りします。
今回は「電池交換メンテナンス」も一緒でご依頼頂き。
愛用しているものではありますが、壊れても文句等は一切言おりません。 |
これなら受ける事は可能。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
ブレスを外してラグ部の汚れもチェックしますが綺麗な状態。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
さて「夜光付け」ですが、20分位置の夜光が外れて8分位置にへばりついております。
ずっとへばりついて居れば問題ありませんが、中で踊ると針に干渉して止まります。
ただ、この取付作業は行った事がありません。
貼り付けるだけですが、最悪触り始めると止められなくなって
周辺が接着剤で汚れてクレームになります。
言われても戻せるものでは無く、諦めて頂くしかありません。
竜頭を抜いてムーブメント取り出しですが洗浄する程の汚れでもない。
20分位置の夜光が。
ここにあります。ケースの内側もチェックしますが綺麗な状態。
夜光がカプセルに収納されております。
接着剤で文字盤の黒い塗装が付いたまま。綺麗に剥がそうとすれば何が起こるかわかりません。もちろん「カプセルだけのパーツなど存在しないので入手も不可」。
よってこのまま接着するしかありませんが、接着出来るのかどうか「出たとこ勝負」。
最悪は取付位置周辺を汚して、あげくに「取付不可でした」と返却になりますが
それだけは避けたい。
作業はシンプルに一発勝負です。それでダメな場合は返却するしかないでしょう。
接着剤を少し塗ってそっと夜光を置きます。
ピタッ!と元の位置に納まりました。これは単なる偶然、結果オーライです。
ガラスの保護フィルを剥がしても問題は無いという事で作業が出来ますが。
保護フィルムが貼ってあるだけでクレーム要因になること多々。
綿棒で拭いてみますが汚れも無く、無理に洗浄する事も無いでしょう。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
バンドを取り付け電池交換&夜光付け完了です。
今回は「洗浄無し電池交換と夜光付け」で2.000円です。
今回はそうなりましたが。
良く有るのは「同じような症状です」と、ご依頼されて来ますが
夜光外れはLUMINOXであれば同じように、作業出来る保証は無く。
普通に受付可能とは思わないでください。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。