LUMINOX Series 3200 電池交換メンテナンス
2020.1.25お預かりのLUMINOX Series 3200 電池交換メンテナンスです。
「止まっている」状態でお申し込みですが到着時、動いております。
(秒針がピンボケしてる事からもわかりますが)
時間は違いますが電池の消耗が激しいだけか?しかし電圧を測ると3.1Vで一杯有ります。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ウレタン・バンドの汚れもチェックします。
バネ棒も洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。
更に絶縁フィルムが覆っておりますから取り外し。
これがムーブメントです。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。ところが電池を入れても動いてはおりますが、すぐに止まります。止まっていると思えば突然動き出しますが、また止まります。
これはムーブメントの不具合ですから「ムーブメント交換」が必要です。
不意の修理は2000円まですから返却となります。よってパッキンの交換は中止。
一応、新しい電池は入ったママですが外してももう売り物になりませんから入れたママ返却となります。これは費用は頂けませんが、こういう事も有りえるでしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。