OMEGA Devile K18 電池交換メンテナンス
2023.5.22お預かりのOMEGA Devile K18 電池交換メンテナンスです。
竜頭ですが運針は竜頭中央を押し込んでモータードライブさせるモデルです。最近ではこの機能が正常動作する個体も少なくなりましたがこの個体はどうでしょうか?
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
バックルの形状にもレトロ感が出ております。
バネ棒で溜まって居るだけので洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。何か違和感が?
電池押さえのリード版が金属疲労で破断しております。
代用品を探しましたが見つからず。このまま片方のみのネジ留めで使用するしかないでしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ベゼル&ガラスを外します。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ベゼルを外してパッキンを外して洗浄します。
ケースの研磨&洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベゼルも洗浄して綺麗になりました。
ベゼルパッキンにシリコン塗布をして戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻してパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。電池押さえは破断したままですから振動や、衝撃が多い環境下では電池が暴れ接触不良が起こり遅れを生じるでしょう。
バックルも磨いて洗浄して綺麗になりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。電池交換後、正常動作するのか不安でしたが問題無いようです。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。