OMEGA De Ville 電池交換メンテナンス/分解修理
2021.4月お預かりというか嫁時計ですが(^_^;)。電池交換しても遅れの症状が出始め、修理センターさんへ分解修理に出す事に。その前にメンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
超薄型のムーブメント。よって外からの影響を受けやすい構造でもあります。バブルの頃のモデルは「耐久性よりもデザイン」ですから。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。ダメージも無く綺麗な状態ですが「非防水」ですから使う頻度が少なくどうしても時計を「冷えた状態で保つことになり」。それがムーブメントへの見え無いダメージになります。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。先日までいくら時間を合わせても24時間で「5分〜15分」送れておりましたが。今回は24時間で正常動作。本日、さくらも満開で暖かくなったせいでしょうか?本日、分解修理でお預かりのこちらと同じ。
それまでずっと遅れが出ていたのに本日、サクラ満開で暖かくなったせいか正常動作し出しました。それが原因なら寒くなればまた不動になります。「クォーツは寒さに弱い?」(参照)
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。