CHAUMET 22SS0136 電池交換メンテナンス
2017.11.8お預かりのCHAUMET 22SS0136 電池交換メンテナンスです。
「電池交換しても止まってしまう不調な状態です。」というご依頼内容ですが。
2年が持たないと言うことか、数日で止まると言うことか。
ガラス周辺の黄ばみが気になりますが「ガラス外れの前兆」です。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ラグ部のネジピンと、裏蓋ネジも洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたがガラスが無い?洗浄器の底に沈んでおりましたので取り付けます。
ガラスの接着は完了。このガラスの接着剤が乾いていた事によって
ガラスとケースに隙間が空いていた状態ですから、湿気が侵入したか?
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
ネジも洗浄して綺麗に。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ラグ部のネジもピッカピカ!
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
止まりのスパンですが「電池交換しても数時間で止まる」という事らしいですが。
作業完了後、5時間。時間は合っており一日、様子をみることにします。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。