Christian Dior 電池交換メンテナンス

2019.1.26お預かりのChristian Dior 電池交換メンテナンスです。

2本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドにブレスバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋に工具が滑った形跡がありますから開けにくいと想定して掛かります。

やはり工具の掛かりが悪いので簡単ではありませんが開ける事は出来ました。裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたが、ガラスが外れました。

プラスチックパッキンで、ガラスは圧入タイプですが。このタイプ洗浄くらいで外れません、それが外れたという事はパッキンが劣化している証拠。さて困った、このパッキンは入手不可です。
代用品も有りませんから、接着剤で固定するしかありません。
こうも簡単に外れるというのは、プラスチック・パッキンが劣化しており。
おそらく使用中に外れて落ちて紛失したり、または水が掛かっただけで内部に湿気が入るでしょう。

そこで接着剤で固定します。ただ元がプラスチックパッキンですから接着となるとかなりの隙間が空きます。そこでケースとガラスの接着が乾燥してから、今度はガラスの上から再度、接着剤を流し込んで紫外線を当てて硬化させておきます。

ケースの内側もチェックして。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して、スペーサーも取り付けます。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可