Hunting World Spotabout
2016.9.9お預かりのHunting World Spotabout電池交換メンテナンスです。
懐かしい感じがするモデルですが1年振りくらいでしょうか、このモデル自体。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
裏蓋は隠れておりコンパスが付いております。
時計をクルッと廻すとコンパスが現れる構造。
回転部分が時計本体になります。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントですが中央が錆びております。
洗浄の前に電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認ですが不動ですから
返却する事になります。
と。「同じモデルの動作品があるので、ムーブメント交換」をして欲しいというご依頼。
数日して、ウレタン・バンドの赤文字盤モデルが到着。
たしかに動作しておりますが、ムーブメント取り出しで止まらないか心配。
裏返して。
裏蓋構造も同じですから、文字盤ごとの入替が可能か?
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。こちらはサビも無く綺麗な状態です。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
赤い文字盤の方も到着。この竜頭は色が違おりますから元の物を使おりますが。
無事に収まるか?
少し引っかかる感じはありますが入りました。同じサイズとは思われますが
スペーサーなどプラスチック部品の膨張・変形度合いが違うのでしょう。
よって洗浄コースでご依頼ですが、ムーブメント取り出しの時間を短くしたく
今回は洗浄は無しとさせて頂きます。
動作しておりますが一応、電池格納部をチェクして電池交換だけは行って。
文字盤の色が入れ替わって、電池交換完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。