LONGINES Conquest パペカレ 電池交換メンテナンス
2016.7.28お預かりのLONGINES Conquest パペカレ 電池交換メンテナンスです。
2013年にもお預かりの腕時計。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バックルの汚れもチェックします。
ベルト調整の要領で開きます、Cリングピンを抜いて。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認ですが不動。クォーツ・テスターに乗せても反応は無く。
強制運針器に掛ければ、ピクピクするだけですから輪列の不具合か?
何度かぎこちない動きをしながら10秒くらいでスムーズに針が回るようになったものの運針はしません。
このパターンでは一晩、置けば翌朝動いているというパターンがあります。
また湿気もあるでしょうから翌日まで裏蓋は開けたままで様子見。
翌朝、運針はしておらず諦めるか、メーカー修理となります。
メーカー修理となると30.000円は掛かるでしょう。
残念ながら返却といたしますから洗浄して綺麗になった裏蓋を閉めます。
パッキンを装着して。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
裏蓋を閉めて梱包と思えば・・・動いている。
時間を合わせて数時間様子をみます。その後4時間は問題無く動いており発送となりました。もっともカレンダー情報の入力は分かりませんから、単なる時計として使うしかありません。それは前回のお預かりのの時も同じですね。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。