LONGINES L7.984.2 電池交換メンテナンス

2017.12.4お預かりのLONGINES L7.984.2 電池交換メンテナンスです。
今回「洗浄の有無は任せるコース」で受け付けました。

竜頭の動きをチェックして。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

開け口のメッキが劣化しておりますが、それだけ裏蓋の食い付きが固いという事になります。

裏蓋の裏側もチェックして。

パッキンが効いていた事がよくわかります。

パッキンの外側は湿気でサビによる浸食が進んでおります。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ラグ部のバネ棒は「湾曲バネ棒」

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

竜頭の根本はサビが固まった大きくなっております。
竜頭からの浸水が原因ですが、「竜頭交換」しない限り修復は無理でしょう。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

開け口のメッキが剥がれた箇所も綺麗になりました。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

しかしサビが浮いていた箇所は凸凹になっております。

 

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

裏蓋はプレス器で締めないと締まらない固さ。この固さが開閉の度に開け口に負担が掛かります。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

浸食を食い止める為の気休めとして、この部分に「グミ状・レジン」を塗っておきます。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可