Ritomo Latino Presents 電池交換メンテナンス
2019.1.31お預かりのRitomo Latino Presents 電池交換メンテナンスです。
今回「洗浄の有無は任せるコース」で受け付けました。
クロノグラフで古いムーブメントですから可能なら、ムーブメント取り出しは避けたいところ。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
動作確認ですが、秒針は動いておりますが「クロノグラフの針が不動」です。
強制運針器に掛けても不動ですが、ゼロ位置合わせの操作を行うと
クロノ針がピクピク動いているのが分かります。
となるとムーブメント取り出しをする必要があり。
ムーブメント取り出しするなら洗浄コースと致します。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
クロノグラフをスタートさせて、何度か綿棒でクロノ針を送ってやると動き出しました。
歯車が噛み上がっていたのかもしれません。
ケースの内側もチェックして。
ゼロ位置合わせが必要です。
裏蓋も洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻してパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
ゼロ位置合わせを行うことで、プッシュボタンの動作確認。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
尾錠も洗浄して綺麗になり取り付けます。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。