SWATCH 竜頭固着 電池交換

2018.5.30お預かりのSWATCH 竜頭固着 電池交換です。
さて竜頭の修理といっても裏蓋が無い構造ですから「竜頭抜き」は不可。
基本は表から潤滑剤をぬるだけしか出来ません。

ご依頼は「竜頭が回らない」ということですが。左右に15°くらいは回りますが
それ以上は回らない、そして引き出すことが出来ないので針が回せない。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

外観はサビが見られませんが、考えられる原因はサビとグリス切れ。

バックルの錆び具合からも浸水によるサビの影響もあるでしょう。

ガラスとケースの隙間が茶色く変色しておりますがホコリと錆び。竜頭に潤滑剤を注入してしばらく置きます。

ラグ部の汚れもチェックします。

バックルの汚れもありブレスは洗浄して起きましょう。

こういう汚れは洗浄してこそ。

ラグ部の汚れもチェックします。ケースの洗浄が出来ないですから、ラグ部の汚れは拭き取るしかありません。

こういう汚れにも湿気が溜まりますから、程度には拭いた方がよい。

洗浄は無理ですがこの程度には綺麗に。

次に電池蓋ですが、こおにもサビが。

開けることは可能ですから致命的ではない。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。

電池蓋は洗浄します。

これで電池交換の為の開閉は問題無いでしょう。

ラグ部ピンも洗浄して綺麗になりました。

ブレスは洗浄して綺麗になりました。

バックルの汚れも綺麗に。

ラグ部の汚れも綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換&竜頭の固着解消完了です。

このページを見たからと、同じような症状でご依頼いただいても「お断り」する事が殆ど。
今回、たまたま修復出来たからよいものの、裏蓋が無い構造だけに
修理不可で返却する事が多い事を考えれば、基本は「お断り」対象の時計であり、症状であります。

こういうパターンは「費用も作業内容も”お任せ”」でご依頼宜しくお願いいたします。
細かい費用とか、作業を問われたら「断っておくのが無難」という事になります。
費用も2.000円〜5.000円くらいです。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可