SWISS ARMY 電池交換メンテナンス
2018.12.23お預かりのSWISS ARMY 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。引くのがかない硬いです。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
作業の前に電池を入れて動作確認。
動作確認は出来ましたが巻芯が錆びて腐食しております。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
巻芯はこの状態ですから、ムーブメントへの影響は必至。ムーブメント内に錆びた粉が散っているでしょうから動いているのが不思議。都合で「分解修理もご依頼」ですがこのムーブメントは分解修理不可です。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが錆びた粉が散っております。
これは洗浄するしかありませんが、ケースが綺麗になってもムーブメント内に散ったサビはそのままです。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
巻芯のサビは削り落として洗浄しました。よってこれ以上、サビが散ることはありませんが。時間合わせの為に竜頭を引くと折れる可能性があります。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。竜頭を引いて針を回すのが怖々でしたが折れずに回す事が出来ました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。