TISSOT PRS 516 クロノグラフ 電池交換メンテナンス
2018.1.8お預かりのTISSOT PRS 516 クロノグラフ 今回「洗浄の有無は任せるコース」で受け付けました。
プッシュボタンの動きもチェックして。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バックルの汚れもチェックしますが汚れも無く、洗浄は不要でもあります。
ブレスを外して確認と思いましたが、バネ棒が伸縮しません。
今、洗浄が出来れば外せるかもしれませんから丸ごと洗浄することにします。
ベルト調整の要領でブレスを開くと、割りピンが簡単に抜け落ちました。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。というか元からあまり汚れがありませんが
今回はバネ棒の洗浄の為に全てが洗浄となります。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。ブレスごと洗浄で綺麗になったところでバネ棒を外してみます。
洗浄の甲斐あって外れましたがサビはきておりません。
しかし片方が押し込まれたまま、バネが戻りませんからバネ棒だけを洗浄してみます。
弓環のバネ棒が通る穴も汚れているでしょうから再度、ブレスのみ洗浄します。
洗浄したら結構、割りピンが抜け落ちましたので後で交換します。
バネ棒は洗浄して綺麗になりましたが、押し込まれたまま戻らない方はそのまま。
これは交換するしかないでしょう。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりましたのでパッキン装着。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ゼロ位置合わせを行って。
割りピンを5本交換して、ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。