ZODIAC 00172 電池交換

2017.7.25お預かりのZODIAC 00172 電池交換です。

5本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。「コースはお任せですから」洗浄するかどうか?

外観は綺麗ですから

ベルトは革ベルトで引き通しバンド。

この状態から引き抜けば。

裏蓋が見えます。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。洗浄するほどの汚れはありませんね・・。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

バンドを取り付け電池交換完了です。

もう1本はブレスの修理。

丁番が外れて居る訳ですが、これは素材そのものに問題ありです。

ピンでは無く、棒が差し込んであるのみですがそれが緩んで抜けかけております。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。ブレスは既製ですからキャリバーと関係はありませんが。

兎に角は外して洗浄します。

抜け掛けた棒を打ち込むのみしか出来ません。

そもそも板バネの素材が柔らかく。締めても少しでも捻れの方向に力が掛かれば緩みます。

これはベルト調整も厄介そうです。

バネ棒も洗浄して綺麗になりました。

抜けない為の構造が施されていない。

一応は叩いて締めております。

バンドを取り付け板バネ修理完了です。

続いては「墨入れ」ですが、今年6月に「コマ足し」でお預かりしたところ。
その時に洗浄で流れてしまった感じですが、コマの構造といい本物にしては粗い感じです。

まだ以前の塗料が残っており、アルコールで拭き取ります。

簡単に落ちましたが、それはそれで問題。

また文字の段差が浅いうえに、文字の境界がシャープでは無い。
シャープさが無ければ拭き取りが上手く行きません。
うまく塗れるか心配ですが、やってみるしか無いでしょう。

大雑把に塗って、綿棒にアルコールを染みこませて軽く拭きます。

これなら問題無いでしょう。

厳密には拭き取りで剥がれた塗装部分もありますが修正し出すとエンドレスな作業になるので一発勝負です。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可