SECTOR SGE-500 電池交換メンテナンス
2018.6.26お預かりのSECTOR SGE-500 電池交換メンテナンスです。
2015年にもお預かりのSECTOR。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
ブレスが千切れており修復もご依頼ですが割りピンが抜けただけでは無い様で。
微調整位置をチェックします。
こちら側は折れ込んだピンは抜けました。
問題はこちら側。錆びて切断されたピンが、折れ込んだ最悪の状態。
先ずは外して洗浄します。
油を注して叩き抜きで片方は抜けましたが、下側はビクともせず。再度洗浄します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
作業の前に電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
何度か洗浄し直しと潤滑剤で抜けましたので、割りピンを装着します。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
弓環の汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。