CASIO ADP-800/735 電池交換メンテナンス
2018.3.26お預かりのCASIO ADP-800/735 電池交換メンテナンスです。
2012年にもお預かりの腕時計
センサー付きの腕時計。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
バネ棒も洗浄して綺麗になりました。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更にスペーサーが覆っておりますから取り外し。
次に金属のスペーサーを外します。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。前回の電池交換からあまり使用されていない感じで綺麗な状態。
綺麗な状態ですが年代が年代だけに、作業の前に電池を入れて動作確認。
デジタルもアナログも問題無く動作致しましたので作業を進めます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンの動きですが効かなくは無いですが、戻りが遅くグリス切れの様です。
そこでプッシュボタンのグリスアップも行います。
2つとも外して清掃、グリスアップ完了。
綺麗になったケースにムーブメントを戻します。
外したパーツを戻していき、パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
回転ベゼルの数字が消えておりますので墨入れも行っておきましょう。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。