CASIO ADP-800/735 電池交換メンテナンス
2018.9.5お預かりのCASIO ADP-800/735 電池交換メンテナンスです。
「パッキンの交換」もご依頼ですが、この時計に合うパッキンはおそらくありません。勿論既製品です。純正パッキンをご希望の方は即、お断りしております。
ましてセンサー付きで手間が掛かります。こういう時計のご依頼は「お任せ」として頂くしか無いでしょう。
「条件が付けくほど「お断りする要素が増えていきます」。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更にスペーサーが覆っておりますから取り外します。
スペーサーの裏側もチェックします。
パッキンですが劣化も少なく、再利用に問題はないレベルです。といっても「防水機能の保証をした訳ではありません」、ご注意ください。
(ここを読んだ方は、「時計屋失格!用はなし」という判断になるでしょう。それは一般的な普通の判断ですから問題ありません。純正パッキンに交換してくれるところへご依頼して下さい。)
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
電池格納部をチェクして、電池を入れて動作確認。
表示しましたので先に進ます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
バネ棒も洗浄します。
ウレタン・バンドは加水分解を進めますからなるべく洗浄は避けたいですが、の蛇腹部分に汚れがありますから洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻します。
外したパーツを戻していきパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
時間合わせですが年度が「1990年」から始まります。
アナログも動作確認。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け・・・・おや?遊び革が無い。
遊び革も付けておきましょう。もちろん別途費用が掛かります。
遊び革も取付、電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。