CASIO BGW103K-2050 電池交換メンテナンス
2020.7.28お預かりのCASIO BGW103K-2050 電池交換メンテナンスです。
プッシュボタンの動きもチェックして。「加水分解による割れは覚悟しております」という事でお預かりですが、その心配は無さそうです。
遊び革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
ラグ部の汚れもチェックします。このバネ棒が伸縮せず、外せません。
ベゼル・カバーの汚れもチェックします。
反対側も。この程度は洗浄で綺麗になるでしょう。
バネ棒が外せないまま、作業を進めます。
外から突こうか?と横からみますが、その構造には無く。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが異常は無く。プッシュボタンの動きもスムーズ。
ベゼル・カバーのネジも洗浄します。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ラグ部のバネ棒ですが潤滑油を染みこませ、何とか外せました。
外せても伸縮はしませんから洗浄して振動を加えます。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
裏蓋記載。
電池を入れて動作確認。
ELライト点灯確認もして。
洗浄で白い文字が落ちましたので、ラッカーで塗ります。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
そして装着。
ベゼル・カバーネジも洗浄して綺麗になったところで装着。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。