CASIO G-SHOCH AW-500/380 電池交換メンテナンス
2020.7.21お預かりのCASIO G-SHOCH AW-500/380 電池交換メンテナンスです。
プッシュボタンの動きもチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。ただ加水分解のリスクがあれば、そうも行きませんが。このG-SHOCK、年代物ですが加水分解の心配は無いレベルの状態。
バネ棒もチェックしますが綺麗な状態。このモデル大概の場合でバネ棒は錆びているものが多いです。
ウレタン・バンドの汚れもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ベゼル・カバーネジも洗浄します。
ベゼル・カバーを外して裏側の汚れをチェックします。。
方向を変えてチェックします。汚れは洗浄で綺麗になるでしょう。また加水分解の心配も無さそうです。
ベゼル・カバーに覆われていた部分はシミになっております。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが異常は無く。
プッシュボタンの動きもチェックして。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。その前に黒いシミを研磨剤で落とします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を外してチェックしますと若干の液漏れ状態。
絶縁フィルムが覆っておりますから取り外し。そこまで液漏れは及んでおりません。
絶縁フィルムも戻して。
電池を入れて動作確認。全文字表示しますから異常は無し。リセットで通常表示になります。
外したパーツを戻していきパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
時間合わせを行いプッシュボタンの動きもチェックして。
ベゼル・カバーのスペーサーも洗浄。
ベゼル・カバーにセットして。
装着します。
バネ棒やベゼル・カバーネジも洗浄して綺麗になりました。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。この年代の物で普通に電池交換メンテナンスの作業が出来る個体も珍しいくらい良い状態のAW-500でした。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。