CASIO G-SYOCK AW-500/380 電池交換メンテナンス
2019.12.17お預かりのCASIO G-SYOCK AW-500/380 電池交換メンテナンスです。
個人的にはこのモデルはお預かりしても不動で返却する事が多く気乗りしないお預かり。
よって返却用に「レターパックを同封」頂きます。でなければレターパック代金のみの振り込み手数料が掛かるでしょうから。
ウレタンバンドを外さないとスクリューバックが回せませんから取り外します。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ブレスの汚れもあり洗浄が効果有り。
ラグ部のバネ棒も洗浄して綺麗になるレベル。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。作業の前に電池を入れて動作確認。
電池が液漏れしておりますが問題は電池格納部。
端子に粉が付いたくらいのレベルです。
絶縁フィルムも戻しみますがソコまでには影響は無い。
電池を入れて動作確認。見事動きました、全文字表示しますからリセット。
問題無くリセット出来ました。普通の電池交換ですがこのモデルに関しては動いたら感動もの。もう30年は前のモデルですから。
ケースの内側もチェックします。
ベゼル・カバーのネジも洗浄します。
洗浄して加水分解が進む事もあり、躊躇いますが弾力もあり洗浄します。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
そろそろ保護シールはそろそろ剥がさないといけません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
おや?プッシュボタンの軸が歪んでいる。
こちら側も、これは工具で摘まんで戻すだけですが「折れた場合は諦める」しかありません。
折れることも無く、またプッシュボタンを押しても効くことを確認。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
デジタルの時間合わせを行って。
アナログの針が動いた時はまた感動もの。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
装着して。
洗浄して綺麗になったネジで固定。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。