CASIO G-SHOCK AW-560/380 電池交換メンテナンス
2020.7.3お預かりのCASIO G-SHOCK AW-560/380 電池交換メンテナンスです。遊び革の取付もご依頼です。ガラスの曇が気になりますが洗浄で綺麗になるでしょう。
プッシュボタンの動きもチェックして。
遊び革の状態もチェックと言うか無い。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
バネ棒は洗浄します。
ウレタン・バンドの汚れもチェックして。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋ネジは洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントですが錆とかも無く、湿気の痕跡もありません。この年代のものとしては珍しい綺麗な状態。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ベゼル・カバーのネジも洗浄します。
ベゼル・カバーですが加水分解が進んでおり、少しベタベタした感じ。これは洗浄すれば間違いなく崩壊するでしょう。
外してみますが細かい箇所(細い箇所)で崩壊の兆し。
ベゼル・カバーの裏側もチェックします。以外に綺麗な状態。
ガラスの曇が気になりますが洗浄で綺麗になるでしょう。
ガラスを外します。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ガラスの下の文字盤部分は黒いことが分かります。
ただ文字盤も触るとベタベタしており、拭いたり洗浄などは御法度。
ベゼル・カバーを外した事で崩壊が進んでおります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
スペーサーも洗浄して綺麗になりました。
文字盤を戻してパッキンを装着。
洗浄して綺麗になったガラスを装着。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。全文字表示しますからリセットします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
バネ棒やベゼル・カバーのネジも洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
ガラスの曇りもスッキリしたところで。
ベゼル・カバーの装着。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になりました。
尾錠を外して。
遊び革を装着。
尾錠を戻します。
問題無く差し込めることを確認し。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。