CASIO G-SHOCK DW5600/901 プッシュボタン修理
2023.5.13お預かりのCASIO G-SHOCK DW5600/901 プッシュボタン修理です。プッシュボタンを押し込んでも戻りが悪いです。あとは可能な限りで洗浄をして綺麗にというご依頼です。
ウレタン・バンドの穴の縁に汚れが溜まっておりますので洗浄します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部のバネ棒ですが汚れに湿気が染みこんで錆が発生しております。
ウレタン・バンドですがまだ加水分解の心配は無く、洗浄します。
ベゼル・カバーネジも洗浄します。
ベゼル・カバーですが普段から掃除されているようで綺麗です。ならば洗浄は避けた方が無難。洗浄より普段のメンテナンスで加水分解も先延ばしに出来るということです。
ベゼル・カバーに隠れた金属部分は汚れがあり洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
交換用のパッキンも同梱されており洗浄の前に交換します。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。異常は無いですね。
このプッシュボタンが一番固いですが結局は4つとも脱着で洗浄しました。
プッシュボタンの内側には汚れがビッシリ。
ケース側もですが洗浄で綺麗になるレベルで良かったです。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンの装着カ所も洗浄して綺麗になりました。
プッシュボタンもバネも分解して洗浄。
グリスアップして装着完了です。
電池交換もしておきます。
新しいパッキンは断面が〇ですが、装着されていた物は平パッキンになっておりました。
年号は「1985」年からです。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベゼル・カバーネジや、バネ棒も洗浄して綺麗になったところで。組み立てて電池交換メンテナンス&プッシュボタン修理完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。