CASIO G-SHOCK DW6300/1084 電池交換メンテナンス
2019.10.7お預かりのCASIO G-SHOCK DW6300/1084 電池交換メンテナンスです。
こちらは動作しておりますが「リチュウムの電池交換のみ2.100円コース」のご依頼。
2本届いたうちの1本。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。
外したパーツを戻していきパッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
時間を合わせて。
バンドを取り付け電池交換完了です。そしてもう1本は洗浄コース。
こちらは表示もしておりませんが、ガラスの曇が気になります。
また液晶の一部が小さく変色しております。液晶の液漏れまでは進んでいないようですが、液晶を覆うガラスとの隙間にまで湿気が侵入しております。触れるかどうか?
ラグ部のバネ棒は洗浄します。
ウレタン・バンドも洗浄します。黒い方もブレスのみは洗浄しました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
「イエローの方の加水分解が心配」という事でしたが、問題ないレベルですからベゼル・カバーも外して洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントですがパッキンが潰れております。
ベゼル・カバーのネジも洗浄します。
状態が良くないですから作業を進める前に、電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。
問題ない様ですから洗浄作業に進みます。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。液晶を覆ったガラスが曇っており白くなっております。これを触るとろくな事が無いですが、折角ガラスを綺麗にする意味が無く、可能な限りで拭いてみます。
ケースの内側もチェックします。サビも無く綺麗な状態ですが全体的に湿気の痕跡。パッキンが効いておりませんね。
ガラスの曇が気になりますから外します。したの黒い文字盤は黒々しております。
これで丸ごと洗浄が可能に。プッシュボタンの動きも少し鈍いですがグリスアップするほどでも無く。グリスアップにはプッシュボタンを外す必要があり手間が掛かります。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンも軽くなりました。
文字盤を戻してから。
ガラスの装着。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
ガラスの曇りもスッキリ。液晶も綺麗になりましたが、よく見ると拭き残しだらけです。
無理に拭こうとしたら泥沼にはまり込むので、黒い文字盤から見える部分を主に綺麗にします。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバーネジも洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバー取付、こうすると液晶の拭き残しは目立たない。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。