CASIO G-SHOCK DW-6300/1084 電池交換メンテナンス
2020.4.24お預かりのCASIO G-SHOCK DW-6300/1084 電池交換メンテナンスです。
2012年にもお預かりのG-SHOCK
文字盤の左上が曇っておりますのでガラスの脱着も必要か?
プッシュボタンの動きもチェックしますが一つが不動で、一つが押し込みが浅い。
遊び革の状態もチェックします。ウレタン・バンド全体的に弾力は残っており。洗浄しても加水分解は無さそうですね。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ウレタン・バンドを外したいですが、バネ棒が固着して動かない。プッシュボタンの不具合もありますから「ムーブメント取り出し・ケース丸ごと洗浄」とします。ウレタン・バンドごと洗浄すれば、バネ棒が外せるかもしれません。
ベゼル・カバーのネジも洗浄します。
ベゼル・カバーの裏側の汚れもチェックします。
ベゼル・カバーが被っていたぶん、湿気がたまり錆びやすくなります。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
作業の前に電池を入れて動作確認しますから、電池格納部をチェクします。
動作確認が出来ましたから先へ進みましょう。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックします。
ケースごと洗浄する為にはガラスも外します。
15分くらい洗浄したでしょうか。
ばだ水分が付いたママですが、ウレタン・バンドを外します。
バネ棒の錆は落ちましたが伸縮はしない。
おそらくバネ棒のパイプの中で錆びておりますので潤滑油を染みこませます。
置くこと2時間、やっと伸縮して外せました。次にバネ棒だけを洗浄して内部の錆も出します。
プッシュボタンですが洗浄のみでは、修復しませんね。
外してみると曲がっております。
錆は無いようですから洗浄してグリスアップします。
洗浄は完了で綺麗になりました。
あとは曲がりを修正します。これが一番の緊張の瞬間で、ポロッと折れたらお手上げ。交換用のパーツは無しです。
その間にケースをもう一度洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。そしてプッシュボタンの取付も完了。
文字盤を戻します。
さらにガラスも装着。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバーの装着も完了。
ベゼル・カバーのネジも洗浄して綺麗になりました。
ウレタン・バンドは洗浄して綺麗になりました。バネ棒も注油して伸縮するようになったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。