CASIO G-SHOCK DW-6300-1084

2017.6.5お預かりのCASIO G-SHOCK DW-6300-1084です。

「交換ベゼルはありませんし、交換時に破損する可能性があるのも承知しております。このまま使えないのもしょうがないので、電池交換してもらえないでしょうか? よろしくお願いいたします。」

というお申し込み内容。こう書いてあれば安心して受付が出来ます。
概ねの状況はご理解頂いていると言う事と、後にトラブルにならないという安心感です。

カシオのメーカー修理箱で到着。おそらくメーカーでは断るご依頼です。

プッシュボタンの動きもチェックして。

遊び革の状態もチェックします。ブレスに関しては洗浄も出来そうな良い状態です。

ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。

こういったカ所には汚れが溜まりやすいですが綺麗な状態。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ラグ部の汚れもチェックします。

ガラスの曇が気になりますから洗浄で綺麗にしたいところ。
もっともガラスの脱着は「ベゼル・カバーの脱着が出来てこそ」ですが。

ベゼル・カバーのネジも洗浄します。このネジを外す時にベゼル・カバーを掴みますが
瞬間「無理だ!」という判断。ベゼル・カバーの表面がねっとり粘着質な感じですから
加水分解寸前。ベゼル・カバーを外しただけでも割れるでしょう。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

表示確認してELライト点灯確認。

ガラスの曇りは辛抱するしかないでしょう。
また交換用のベゼル・カバーが入手出来ればその時は受付致しましょう。

バンドを取り付け電池交換完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可