G-SHOCK DW6300/1084 プッシュボタン修理

2017.6.27お預かりのG-SHOCK DW6300/1084 プッシュボタン修理です。
「一週間ほど前にメンテナンスでお預かりのG-SHOCK」ですが発送して
到着後にベゼル・カバーを取付ようとしてプッシュボタンを曲げてしまったというご依頼。

左右か、前後かに曲がっております。

特に大きい方のプッシュボタンは曲がりやすい。

正面から見れば左右の歪みも一目瞭然。

さて修復には外して、曲がった部分を戻すしかありませんが。
最悪は当然折れます。折れたら交換用パーツも代用品もありません。
よってこういう修理を受け付ける店はありません。
先日、電池交換メンテナンス頂けたところなので受けております。
このページを見たと、ご依頼されても「お断り対象です」。

先週ですから内部が変化している事は無いでしょう。

ムーブメント取り出しで作業に掛かります。

バネを外して工具で摘まんで曲げる。原始的な手作業で直していきます。

完璧は求めません。”もう少し!・少し曲げすぎた!”などと手間取ってるうちに
折れますから。

全てのプッシュボタンをやり直しは利かない修理として一気に曲げます。

一つは曲がりも少ないですが、これでも修正は必要です。

これでケースに対して垂直に入っております。

こちら側もチェックします。次に

縦方向のチェックです。

短く小さいプッシュボタンほど修正は難しくなります。

ムーブメントを戻して動作確認。

外したパーツを戻して発送となりました。ベゼル・カバーの脱着ですが。
おそらく「レプリカ」と思われます。
純正がもう存在しませんからネットでは何処が作っているのか売られております。
ただ純正品と違って柔らかさがありません。そして若干サイズは小さく弾力は少ない素材で作ってあるのか脱着は難しいです。よって私は「同梱頂ければサービスで取り付けます」と書いております。
ご自分で行う方は、こういう事も覚悟でチャレンジしたほうが良いでしょう。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可