G-SHOCK DW6300/1084 電池交換メンテナンス
2017.7.25お預かりのG-SHOCK DW6300/1084 電池交換メンテナンスです。
プッシュボタンが歪んで押せない箇所があります。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。
これがムーブメントで。
作業の前に電池を入れて動作確認。
問題無く表示します。ガラスの曇が気になりますので、後で拭き取ります。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。
このプッシュボタンが不動です。サビとかはなく曲がった事とグリス切れの様です。
このプッシュボタンも同じく不動。
横から見ても歪んでいるのが分かります。
これだけ曇れば視認性にも影響が出ます。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
文字盤も外してプッシュボタンの修理です。
プッシュボタンが曲がって居る事が分かります。
これは完璧を求めて修正していたら折れた。そういう事もありますからスムーズに
プッシュボタンがストロークすればOKとします。
グリスが切れております。
ケース側にはホコリが詰まっており、プッシュボタンを吸着していたようです。
この程度まで修正すれば動きに問題はなく。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンの穴も洗浄して綺麗になりました。
プッシュボタンとバネも洗浄して綺麗に。
それにしても重厚なケースです。
文字盤を戻して。
ガラスを装着。
そしてプッシュボタンを戻します。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
プッシュボタンもスムーズに動くようになり、時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。