G-SHOCK DW8200/1294電池交換メンテナンス

2016.12.5お預かりのG-SHOCK DW8200/1294電池交換メンテナンスです。

化粧箱で到着。ベゼル・カバーも交換ご希望で同梱頂きました。

遊び革の状態もチェックします。紺色の遊び革ですから交換されております。

ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。

ウレタン・バンドは加水分解に至る心配も無さそうですから洗浄します。

ベゼル・カバーを外すと割れます。実は一度「お断り」したのですが理由は
「ベゼル・カバーに亀裂があるが、時計の味という事で接着剤補強のご依頼」です。
この写真で分かる様に”時計の味も”外せば割れます。
取付の時は引っ張りますから、更にどうなるか分かりません。
また接着剤では付かないし、付いても汚くなる。80%のお客様は満足されないでしょう。

ベゼル・カバーが割れた物は、交換用パーツ同梱でお申し込みで無い場合は
お断りすることになります。一旦はキャンセルされまして
後日にベゼル・カバーを調達されてからの再依頼となります。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

作業の前に電池を入れて動作確認の為に電池格納部をチェクします。

表示確認してELライト点灯確認できたところで洗浄作業に進みます。

ベゼル・カバーに隠れて湿気が溜まりますから、サビが凄い。
でも普通に押せますから使用に問題はありません。

この程度は洗浄で綺麗になるでしょう。サビで固着したものは洗浄くらいで復帰しないですが。

これが取り出した液晶&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。内側にはサビは及んでおらず異常はなし。

裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

錆びも落ちました、でもベゼル・カバーに隠れて見えない部分でもあります。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

交換用ベゼル・カバーですが、これは新品では無く、中古です。
もっとも新品はもう存在しないと思われます。流通してるのはレプリカパーツでしょう。

ベゼル・カバーのネジも洗浄して綺麗になりました。

中古品だけに縮んでおり取付が厄介でした。あまり引っ張ると割れますから
やはり中古品は難しい。

ウレタン・バンドは洗浄して綺麗になりました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可