CASIO G-SHOCK DW8200/1294 電池交換&プッシュボタン
2023.5.6お預かりのCASIO G-SHOCK DW8200/1294 電池交換&プッシュボタン交換です。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
またプッシュボタンが一つ、折れて紛失されておりますので取付もご依頼です。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ベゼル・カバーのネジは洗浄します。
ベゼル・カバーの内側をチェックします。意外に汚れはありませんがプッシュボタンが錆びて欠損ですから、それなりの汚れはあったでしょう。
ベゼル部分の汚れもあまり無く、プッシュボタンの折れた原因はベゼル・カバー脱着時に長いプッシュボタンにストレスをかけ過ぎたか?
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックしますが内部は綺麗な状態。
折れたプッシュボタンの部分をチェックしますが錆は極少くなく、やはり横方向のストレスかけ過ぎですね。
内側からチェックしますが芯が残っております。
折れたカ所をみても錆は無く、かなり力が加えられた事が分かります。このモデル、ベゼル・カバーの脱着はコツがありますが文章で伝えることは難しい。
この程度の錆は洗浄で綺麗になるでしょう。
プッシュボタンは洗浄で綺麗になるでしょう。
ガラスのパッキンの向きをチェックして。
文字盤を外してケースごと洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
錆も綺麗になりました。
プッシュボタン(中古品ですが)を装着して、文字盤を戻してガラスを装着。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
ベゼル・カバーは既に加水分解が進んでおり装着のストレスに耐えられるのか?
やはり加水分解で割れました。
ベゼル・カバーのネジも洗浄して綺麗になりました。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗に。でももう弾力はありません。
ラグ部のバネ棒も洗浄して綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。