G-SHOCK FROGMAN DW8250WC/1294 電池交換メンテナンス
2018.4.16お預かりのG-SHOCK FROGMAN DW8250WC/1294 電池交換メンテナンスです。
「裏蓋が固くて開かない」という事で、受付をしてくれる店が無いそうです。
プッシュボタンの動きもチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部のバネ棒も洗浄します。
ベゼル・カバーを外します。最低限ベゼル・カバーは外してバイスにセットしないと
裏蓋が硬い訳で、ベゼル・カバーが圧迫されて潰れます。
言い換えれば、ベゼル・カバーに加水分解の兆候があれば外す事も出来ない訳で
スクリューバックを回す作業にたどり着けません。
偶然、年代の割にベゼル・カバーに弾力はあり、外す事が出来ましたのでスクリューバックにチャレンジします。
かなりの固さでしたが開けることが出来ました。サビでは無くグリス切れで、ゴムパッキンが滑らず固かったようです。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
作業の前に電池を入れて動作確認。電池格納部をチェクします。
問題無く動作確認できました。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
洗浄は完了でピッカピカ!
元の状態が良いので洗浄で蘇ります。
バネ棒やネジも洗浄して綺麗になりました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻してパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になりました。
ベゼル・カバーは弾力があり年代を感じさせません、お陰で問題無く装着。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。