G-SHOCK GIEZ GS-500/1789 電池交換メンテナンス
2021.7.25お預かりのG-SHOCK GIEZ GS-500/1789 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。グリス切れか重いです。
遊び革の状態もチェックしますが。
加水分解で亀裂が入っております。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
ところがバネ棒が固着しており潤滑油を注してしばらく置きます。
5時間で何とか外せましたがサビが凄い。このバネ棒専用パーツの方がシックリくるので既製品に交換はしたくないので洗浄します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ベゼル・カバーのネジも固着しており。
4本とも潤滑油を注して抜けましたので洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
更に絶縁フィルムが覆っておりますから取り外し。
竜頭の裏側の汚れをチェックして。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
絶縁フィルムも戻して。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。動くか心配でしたが問題無く動き出しました。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
ネジもバネ棒も洗浄して綺麗に。
ベゼル・カバーを装着します。
ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になったところで。
遊び革の交換。
既製品ですから少し形状が変わります。
交換完了したところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。