G-SHOCK MRG-120/1739 電池交換メンテナンス
2018.2.10お預かりのG-SHOCK MRG-120/1739 電池交換メンテナンスです。
裏蓋のゴムですが「中古でもあれば?という前提」でご依頼ですが、ご依頼じに写真が無ければ返答のしようもありません。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。右のG-SHOCKはガラ箱の中から探し出した似たモデルのG-SHOCKですが、このゴムの事でしょう。これネジの部分だけのゴムもあり写真が無いと判断が付きません。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
絶縁フィルムも取り外し、これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。パッキンは潰れており、交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
ラグ部のピンも洗浄して綺麗になりました。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
交換したパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
硬化しておりますが無いよりはマシでしょう。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
お預かりから三ヶ月後の5月に「ラグ部ピンが抜けました」というご依頼が。
到着いたしまして拝見です。
これは「Cリング式ピンの、Cリングの紛失」という症状です。
この部分だけがありませんが、古くなると割れて抜け落ちる事があります。
反対側もチェックします。シッカリ留まっておりますので発送です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。