G-SHOCK MRG122/2310 電池交換メンテナンス
2017.10.7お預かりのG-SHOCK MRG122/2310 電池交換メンテナンスです。
もう古い時計ですから「正常動作→不動に」なったりもあり得ますから
最近ではお断りする事も多いモデル。
「不動でも洗浄代金として3.100円は支払う」と書いて頂ければ受付も可能です。
竜頭の動きをチェックして。
チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
三つ折れの板バネ部分の汚れからも洗浄しないと綺麗にはなりません。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋のプロテクターを外します。
汚れが溜まっておりますので洗浄します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
更に絶縁フィルムも取り外し。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。既にガラスが曇っておりますね・・・。洗浄後にも気がつきましたが「防水機能は期待出来ません」。おそらくガラスのパッキンの劣化ですから手立てがありません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。動きました!ガラスの曇りから湿気が入っていたであろう状態ですから。ムーブメントの取り出しで不動になると思っておりましたので意外です。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
プロテクターを装着。
洗浄で割りピンが飛び出してきましたので入れ替えます。
反対側もチェックしますが殆どが簡単に抜けます。
総入れ替えに近い割りピン交換。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。