GMW-62/909 ムーン・グラフ電池交換メンテナンス
2017.7.12お預かりのGMW-62/909 ムーン・グラフ電池交換メンテナンスです。
プッシュボタンの動きが鈍いちう事ですからチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが外れません。硬化して弾力はゼロ。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。
このスペーサーがプッシュボタンの中継機能を果たしております。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
プッシュボタンですがサビは無いです。
これなら外して掃除するのみで問題無いでしょう。
パッキンを外せば割れました。
プッシュボタンを外します。サビも無くグリス切れの状態です。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンの穴も洗浄して綺麗になりました。
プッシュボタンも洗浄して綺麗に。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。グリスアップしやプッシュボタンの動きも問題無く。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
月が動くデモンストレーションがユニークです。
このカレンダーですが「85年」から始まりますから、かなり古い時計です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。