OCEANUS OCW-10/4363 メンテナンス
2020.7.4OCEANUS OCW-10/4363 メンテナンスです。ソーラーですから電池交換は不可です。
2本届いたうちの1本。
SEIKO アスタリスクですが綺麗な状態なので電池交換で動きそうですが、ベルト調整が可能であればという条件付きですから見てみましょう。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
現状を測ると14センチ。レディースに近いサイズですがメンズにするには
2コマは必要です。同梱のOCEANUSを測っても15.8cmくらいです。
やはり最低2コマは必要。もっとももうこのコマは、ありませんからヤフオク・メルカリ
等で根気よくジャンク出品されるのを待つしかありません。
一つ分くらいなら、その昔存在した。「バックルのアジャスター」というパーツがあり、それをバックルに繋いで。と考えておりましたが「1コマ分」くらい広くなるだけ。
代用のコマという手段もありますが、これだけ特殊なジョイントでは先ず、合う物は無いでしょう。
この時計に関しては返却とするしか無いでしょう。これもこの腕時計のみのご依頼なら、
即お断りになるところですが、ついでがあったので送って頂きました。
さてオシアナスの洗浄のみです。
一見綺麗な感じですがブレスは相当、汚れた感じです。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して動作確認。ムーブメントを戻したら停止してる。なんて事もありえますから。
パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも何度か洗浄し直して。
やっと汚れが出なくなりました。
バンドを取り付けメンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。