カシオ腕時計(CASIO)デジタルF-28W-1156電池交換

デジタルF-28W-1156

デジタルF-28W-1156電池交換です。カシオデジタルの廉価版は私でも電池交換をお断りする事が多いのですが、それだけ意外に電池交換が厄介なものなのです。

今回は、何故厄介か見て頂く為にも久しぶりに受けて見ました、さて電池交換で表示するか?

裏蓋はプラスチックの”はめ込みタイプ”これがキャリバー。

開け口も分かりやすく、開きやすく閉めやすいです。問題は裏蓋を開けると。

ポロリとムーブメントが出て来ます。この腕時計もお客様は、ソバでお待ちですから電池交換したのですが、表示が出たので裏蓋を閉めると表示が消えます。

これは落ち着いてやるしありませんから時間を頂いて、もう一度作業のやり直し。この写真がプッシュボタンが当たるレバー。

これが電池押さえをムーブメントに固定する爪。それが全て電池押さえと一体になっております。つまりムーブメントをケースに入れたまま電池交換は不可能で完全に取り出す必要があります。

押さえを外せば電池むき出し。そして電池を外してムーブメントを横向けると、マイナス端子の金属はポロリと落ちます。

電池交換をして、レバーが金色の端子に接触するか確認。
ハイ、電池交換完了、リセットも何もありません。この電池交換お客様にソバで見られるとムーブメントをバラバラにしている様に見えます。そこでマイナス端子でも落とせば意外に戻すのが厄介。

目の前でバラバラにされて時間が掛かると、お客様からは安い腕時計ですから簡単と思うのか不審がられます。
安い腕時計だから電池交換が簡単なのではなくて逆なのです。

そこでこのムーブメントはお客様が見ている環境で作業される方は、ムーブメントをケースから取り出さないで出来れば不信感を与えないですが、飛び出てくるので厄介。

「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」

カシオ腕時計電池交換トップへ 。2005年7月(記述)/2017.8.9修正