DAKOTA Angler

2016.5.28お預かりのDAKOTA Angler電池交換メンテナンスでご依頼ですが洗浄は出来ない時計。構造的には出来なくはないですが磁石が洗浄器に浸かり、ELライトは確実に効かなくなるでしょう。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

ELライト点灯確認ですが少し暗いですからライト用も交換して3.100円です。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っております。この電池がELライト点灯用。

スペーサーごとめくり上げれば下にはアナログ用ムーブメントが。

めくり上げた時に、下のスペーサーまでが跳ね上がり、これは厄介。
というのも修復するにはELライト点灯用の電池&スペーサーが干渉します。

外すにもスペーサーは針金というかハンダというか、柔い金属で繋がっているのみ。
これが折れたら「ゴメンナサイ返却」になります。

思い切って上げてスペーサーを外します。この方がアナログ用の電池交換は危険が少ない。

電池交換で動作確認。次にELライト点灯用の電池交換。

電池は裏向きに入っております。

CR2032。

お近くでは交換して貰えるお店が無かったそうですが、この時計は仕方がないでしょう。
部品が破損しやすい構造でありながら、交換出来る構造には無く。
また、入手も不可能とあっては触るに触れない事情があります。
ましてハードな取扱になること必至の山用ですから責任も掛かってくるなれば。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可