スカーゲン 809XLTTM
2016.7.20お預かりのスカーゲン 809XLTTM電池交換メンテナンスです。
メンテナンスコースでご依頼ですがムーブメント取り出しが出来るかどうか?
竜頭の動きをチェックして。
スライドバンドでメッシュバンド。このブレスはメッシュだけに汚れが詰まりやすく。
洗浄をそてサッパリしたい気持ちは良く分かる。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
開け口が潰れております。
でも工具を差し込むスペースは残っており。普通にこじ開け工具で開けることが出来ます。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで、文字盤の大きさからムーブメント取り出しは出来ないでしょう。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
ブレスがネジ留めですから外して洗浄します。
ネジも洗浄します。
ブレスは洗浄して綺麗になりました。
メッシュだけに汚れが目詰まりしており何度か洗浄し直して汚れが出て来なくなります。
ラグ部のネジも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ベゼルとガラスが一体ですから外せば、ムーブメント取り出しは出来なくはない。ただ
「プレス器で閉める事」「構造上、針への干渉」「文字盤上へホコリの侵入」など考えれば必要に迫られない以上は、ムーブメント取り出しは考えない方が無難でしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。