VESTAL DOPPLER電池交換メンテナンス
2019.4.1お預かりのVESTAL DOPPLER電池交換メンテナンスです。
始めて聞く名前の腕時計で、始めて目にします。さて洗浄までたどり着けるかどうか?
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックします。
剥がれ掛けておりますが普通の革ベルトの留め方とは違うようです。
裏蓋は電池蓋が付いたタイプですがムーブメント取り出しが出来るのか?
始めて見るロゴです。
ラグ部はバネ棒では無く、両端ネジ留めタイプ。
ガラス&ベゼルは外せましたが裏蓋が無い以上、竜頭を抜く事が出来なければ洗浄は出来ない。
数字の部分はくり抜きで、この銀色の帯自体がケースと固定されており洗浄は出来ません。
これでムーブメント取り出しが出来なければ洗浄コースは無理ということになります。
しかし竜頭を抜く構造になく諦め感が漂います。
電池蓋から覗いているムーブメントを見ると・・・おや?これはMIYOTAのムーブメント。
こればら電池蓋から見える部分だけで竜頭が外せるかも?
無事に竜頭は抜いて、竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ケースの内側もチェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
これがムーブメントで。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
表よりも裏側がピッカピカになりましたが。
尾錠も外して洗浄して綺麗になりました。
ラグ部ピンも洗浄。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。