HUBLOT Chrono 電池交換
2019.9.3お預かりのHUBLOT Chrono 電池交換です。
竜頭の動きをチェックしますがグリス切れの感じで、キュッ・キュッと音がします。
バックルの汚れもチェックしますが綺麗な状態。
裏蓋は6本ネジで留まっていて裏蓋記載。
1本、この左のネジが回りません。おそらく錆びて固着しており。回したら頭がもげます。
一応、潤滑剤を注して時間をおきますが同じ事。
「作業が出来ず返却」のお連絡をするしかありませんが。
「そのまま進めて下さい」というご了承が出たので進めますが。
やはり「もげました」。これは後でネジの頭を貼り付けておくのみとなります。
ネジの錆び具合からもケースを洗浄したいですがフェイク品なので「触らぬ神に」という時計。
裏蓋の裏側もチェックしますがネジ穴の周辺のみ錆びており、素材の悪さが伺えます。
MIYOTAの汎用クロノグラフムーブメント。
ムーブメントは綺麗な状態です。
電池格納部をチェクします。
竜頭が押し込めないので、浮いたままです。兎に角は外さないと修復が出来ないですから「触らぬ神も何も」。何か起これば謝るしかない作業になります。
巻芯の付け根が錆びて埋まっております。サビを削ってグリスアップもしておきます。
竜頭パイプは拭くだけです。ムーブメント取り出しまでは流石に怖い作りです。
裏蓋は洗浄して綺麗になりました。
ネジも洗浄して綺麗に。
折れたネジですが芯は残ったまま、頭だけレジンで貼り付けておきます。接着剤で貼り付けると次の電池交換で困りますから。
竜頭の引き出しや、回しも快適になり時間を合わせて電池交換完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。