NIKE オレゴン LANCE4 プッシュボタン修理

2020.12.19お預かりのNIKE オレゴン LANCE4 プッシュボタン修理です。

プッシュボタンの動きもチェックして・・・・一つが押し込まれたまま固着しております。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋はコインで回す、スクリューバックで裏蓋記載。

電池はCR2023。

電池格納部をチェクしますとリセット方法が。電池交換後に「4つのボタンを同時押し」という事ですが、プッシュボタンが一つ動かないのでリセット出来るか?

裏蓋パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻します。

電池を入れて動作確認。問題なく動作しますがやはりリセットが効かない。

ムーブメント取り出しを行うしかありません。

先ずはスクリューバック・リングを外してウレタン・バンドを外します。

次にムーブメントの裏蓋を開けます。

これが取り出した液晶&ムーブメント。

こちらは液晶側。

こういうバネが簡単に飛ぶので注意が必要。

プッシュボタンを裏側からチェックしますが、押し込んだら戻りません。

外してみますと錆も無く。パッキンが溶けた訳でも無く。

プッシュボタン側も異常は無しです。

となればプッシュボタンが「ストロークするパイプ」。これが正円のハズが変形しております。これを直すしかありませんが・・・どうやって?。パイプの中を拭き掃除しながら考えます。

この穴よりも少し大きめの棒があれば打ち込んで直せますが、探しても適当なものがなく。ピンポイントで叩きながら押し出して行きます。要はプッシュボタンをセットしてスムーズにストロークすれば良く。問題無く動くようになりましたのでOKとします。

ムーブメント取り出しついでに、ガラスの曇が気になりますので拭き取ります。

4つのボタン同時押しでリセット完了。

ウレタン・バンドの汚れは拭き取って。

時間を合わせてバンドを取り付け電池交換完了です。

 

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可